
1日の終わりに、太陽が咲かせる曼珠沙華。
日没と共に死し、夜明けと共に復活する太陽は、死と再生の象徴であった。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」の茎及び根茎には、アルカロイドと言う有毒成分が含まれている。そんな事実もあってだろうか、秋の彼岸の頃から開花することから「彼岸花」とも呼ばれるが、これには「これを食べた後には「彼岸(死)」しかない」からだと言う異説もあるらしい。なお曼珠沙華には澱粉質が多く、飢饉の際には、何度も水にさらした上で食用にしていたらしい。
古来より、太陽は神の象徴であった。日本の天照大神はもとより、エジプトにおいても、太陽は神性を現すものだった。ハトホル神殿の地下室には、太陽が西の空に沈むと、夜の間に地下の世界(冥界)を通じて西から東に、太陽と朝の空が運ばれることによって、再び朝日が昇る過程が、絵物語と象形文字で語られている。
ヒエラポリス−パムッカレ 1988年、世界遺産(複合遺産)
ヒガンバナ Wikipedia
デンデラの電球 電気の歴史イラスト館

突き抜けるような青空、はっとするように白い石灰棚、
そこにパステルグリーンの水がたたえられ…
トルコ随一の観光地として、パムッカレは常に人で溢れていた。
パムッカレの石灰棚は、台地上部に湧き出る温泉に含まれた石灰分が結晶することで、長い歳月をかけてできた。常に石灰を含んだ温泉水が流れることで、表面が石灰でコーティングされ続け、パムッカレの美しい景観は保たれている。しかし、観光客を当て込んだホテルが次々と温泉水を引き込み始めると、温泉は次第に枯渇していった。そのため、温泉水が行き渡らなくなった部分は、吹き付ける砂埃や観光客の靴に付いた土などで、茶色くなったままになってしまった。対策として、現在は定時にだけ石灰棚に湯を流すようにし、観光客は遊歩道以外立ち入り禁止になっている。
この写真を撮った当時は、まさかそのすぐ後に立ち入り禁止になるとは思わなかった。なので観光客が湯に使っている風景は、出来の良くないこの1枚しかない。From VALVANE にカラー版を載せているが、パムッカレの西側がかなり茶色くなっているのがわかる。
ヒエラポリス−パムッカレ 1988年、世界遺産(複合遺産)
ヒエラポリス・パムッカレ(トルコ) TBS「世界遺産」
パムッカレの天然プール From VALVANE