
人が驚くほどちっぽけに見える。
元を正せば、フランソワ1世の狩猟小屋を始まりとしたシャンボール城。広大な庭園の中に佇むシャンボール城は、どこか寂しげにも見える。それもそのはず、シャンボール城には部屋が440、暖炉が365、階段が74もあるが、フランソワ1世は統治時代、シャンボールに滞在することはほとんどなかった。 実際、王が滞在したのは合わせても7週間、狩猟のための短い訪問だった。と言うのも、シャンボール城は華麗に装飾され、また開き窓、外廊下、屋上の広大なオープンスペースなど、イタリア・ルネッサンス様式を取り入れているが、それらは天井の高い大きな部屋と共に、暖房のことを考えると不都合なものであり、寒冷な中央フランスに向いていなかったからである。
シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷 2000年、世界遺産(文化遺産)