
ブルゴーニュ・ワインの市場がある、ボーヌ。
同じくブルゴーニュ伝統のモザイク模様の屋根は、目にも鮮やかだ。

オテル・デュー(Hotel Deau)、つまり「神の館」。
不治の病に侵され、医者に見離された者は、ここで最期の時を過ごした。
現代に続く、ホスピス(終末期医療)の先駆け…。
ここでは病棟となっていた大部屋や、調剤室などが展示・開放されている。ここに収容されたのは、ほとんどが貧しい者たち。個室はなく、大きなホールをぐるりと取り囲むようにして、キングサイズの赤い天蓋付きベッドが並んでいた。その大きなベッド1つに、患者が数名。同じベッドに横たわっていた仲間が亡くなるのを横目に見ながら、明日は我が身と覚悟していたのだろうか…。