
ブロードウェイの、町外れの丘の上、
孤高の塔はコッツウォルズの繁栄を見守っていた。
ブロードウェイ・タワーとの出会いは、モートン・イン・マーシュから自転車でヒドコート・マナーを見学して、更にスノーズヒル・マナーに向かっていた時のこと。貸し自転車屋のおじさんが地図に記してくれたルートがとてつもなく大回りに見えた私は、思い切りショートカット。しかしショートカットしたルートは、とんでもない坂道の連続だったしかし、このルートを通っていなかったら、このブロードウェイ・タワーと出会うことはなかっただろう。
なお、この時はもうほとんど時間が残っていなかったため、ブロードウェイ・タワーの見学は断念。この写真は後に、ほぼリベンジのためだけにコッツウォルズを訪れた際のもの。

かつて羊毛取引の町として栄えた、チッピング・カムデンの目抜き通りは、
今も当時の面影を残している。
なだらかな丘がどこまでも続くコッツウォルズは、主な交通手段が馬車であった時代、交通の難所として知られていた。そしてそれは周辺地域で鉄道が発達し始めてからも変わらず、コッツウォルズは時代の波から取り残されてしまった。しかしそのおかげで、コッツウォルズ特有の“蜂蜜色”のライムストーンで建てられた家並みが、今も見られることになった。
The Cotswolds ザ・コッツウォルズ

昔はコッツウォルズ中の羊たちで、
今は観光客で、チッピング・カムデンは賑わっている。
昔、チッピング・カムデンの町は、羊毛の取引で栄えた。コッツウォルズ中の羊たちがここに集められ、売られていったのである。町の中心にあるこのマーケットホールは、コッツウォルズの特産品である羊毛や乳製品を守り、取引を促進させるため、1627年にBaptist Hicks卿によって建てられた。現在は、ナショナルトラストが管理している。

もらった地図の通りに自転車を走らせていたつもりが、
メルヘンの世界に迷い込んでしまった。