
陽が山の向こうに沈んだばかりの、ウチヒサール。
岩山に掘られた穴で、鳩たちも休む。

人は自らの住居とすべく岩を掘ったが、同時に鳩たちの住居も作った。
人と鳩、人と自然との共生――。
このカッパドキアの地に住み着いた人々は、やわらかい岩を掘って自分たちの住居や修道院を作ったが、同時に鳩たちの住居も作った。鳩の糞を集めて、葡萄畑の肥料にするのだ。カッパドキアのおいしいワインは、人と自然と「鳩」たちの共同作業によって作られている。
この写真の撮影場所は、ギョレメ国立公園。地名としての「鳩の谷」ではないが、谷の岩壁には人が鳩のために開けた穴が規則正しく並んでいる。(スキャナーで取り込んだら、見えづらくなってしまったが;;)